2006-02-10

投資とボランティア精神

投資のスタイルにはいろいろあるが、究極のボランティア精神は、投資にとても良い結果になると思っている。

例えば、USD/JPYが100円を突破して円高に進んでいた頃、これ以上円高になると日本国民の生活が苦しくなるだろうと、円売りから投資をし、120円を突破して円安に向かうと、また輸入品が高くなって困るだろうと、円買いをする。
結果的に、お金をもうけようと考えなくても、人のためにしたことが自分に返ってくる典型的な形である。
「情けは人の為ならず」

そう、何年か前にアルゼンチン危機になったときは、自分も驚いたと同時に何か援助できないかと考えたことがある。社会的に危機になったので、援助といっても投資なのだが。。。
マスコミは、アルゼンチン債がデフォルトになったことで、投資家が損したことや、日本の経済に与える影響をエコノミストに語らせたりするだけであった。
結果、自分は何もできなかったが、アメリカの投資家達は、こぞってアルゼンチンに投資をしていた。その後のアルゼンチンの政情安定に貢献したことと、莫大な利益が帰ってきたことは言うまでもない。

日本には、海外への投資の道が狭いため、個人では海外への投資が難しい。今なら、タイ、ベトナム辺りに投資できればいいと思うのだが。

今、NZでは金利が高すぎるためにローン地獄になっている人が多いと聞いている。こんな状況で、NZD買いするのは、どうもボランティア精神から外れていると感じている。
で、去年までNZD買いをしていた自分も今年はやめようと思っている。人が苦しんでいるのを助長し、お金を設けても自分としては道徳的に心が痛んでしまう。
お金は稼ぎたいが、「金の亡者にはなりたくない」と思う。

0 件のコメント: