2005-12-13

架空のお話【FX国の羊飼い】 第七話 自分を知る

自分の勝率を計算するにはどうすればいいのだろうか。

いろいろ考えた結果、ストップロスの設定が決まらないことには、勝率が計算することができないことに気づいた。

すなわち、投資には、ストップロスは必ず必要なファクターなのであった。

どういうことかというと、勝ち負けの基準は、買いを建ててから、ストップロスで決済されるまでの間に、利益が出れば勝ち、損失が出れば負けと言うことなのだ。

ストップロスを1.0ポイント下にするか、0.5ポイント下にするか、あるいは、1.5ポイント下にするかで勝敗がかなり変わってくることに気づいた。

ほーねっと君は、買いを建ててからすぐにストップロスに引っかからないようにするには、ストップロスの値をかなり下にすればよいのではと思ってしまいました。
そのことを金持ち爺さんに言ってみると、
「おまえは、単純なばかじゃのぉ~。」
と笑われてしまいました。
金持ち爺さんは、
「そりゃ、ストップロスになる確率は下がるが、もしストップロスになった時の損益はどうかのぉ~。」
とほーねっと君に諭すように言ったのでした。

さすがに蜂の脳みそしかないほーねっと君も、気がついたのでした。
ストップロスを浅く設定すると、負ける確立は高くなるが、損益の金額も少なくてすむ。逆に、ストップロスを深くすると、負ける確立は下がるが、損失はかなりのものになる。

ではどうすればいいのだろうか?

金持ち爺さんは一言いってくれました。
「ストップロスを浅く設定して、負ける確立も下げればいいんじゃよ。」

ほーねっと君は、驚きました。
「そんな方法があるんですか!」

金持ち爺さんは、左手に持っていた杖でほーねっと君の頭を軽く叩きました。そう、頭を使えと。。。

ほーねっと君は、それから何日も、この解決方法を探す日々が続きました・・・

つづく

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